CDレビュー

Allan Holdsworth – Metal Fatigue(1985)

先生のリーダー作3枚目(The Things You See も数えれば4枚目か)、思わせぶりなタイトルだ。直訳すれば金属疲労なので、自らの境遇を嘆いて皮肉を利かせたと考えられなくもないが、Tr.1(アルバムタイトル曲)の曲調から素直に考え...
CDレビュー

Paul Motian – It Should’ve Happened a Long Time Ago(1984)

Bass Desires で Bill Frisell が大好きになり、色々と買い漁っていた頃、何とも美しく切ないジャケット画(Paulご本人撮影による粗い粒子の夕焼けの写真)と思わせぶりなアルバムタイトルに心惹かれて手にした1枚だ。従って...
CDレビュー

Russian Circles – Blood Year(2019)

Russian Circles の新譜が届いたのでレビューしてみる。彼らは、Chicago を拠点に活動する3ピースバンド(g/b/ds)だ。「轟音系」とか "Post Metal" とか、果ては "Post Rock" とか、まあ随分なジ...
CDレビュー

The Chick Corea Elektric Band – Elektric Band(1986)

Tokyo Jazz 2019 に The Chick Corea Elektric Band が「オリジナルメンバー」で出演してくれたので、記念に彼らの第1作をレビューしてみる。まずその前に、このバンドの「オリジナルメンバー」についてなの...
CDレビュー

Marc Guillermont – The Space Animals(2006)

僕は Ranjit Barot / Bada Boom(2010) の Tr.2 T = 0 という曲が大好きなのだが、始めて聴いたとき、特に曲中の g ソロに深い感動を覚えた。そのプレーヤーが Marc Guillermont だ。早速C...
CDレビュー

Level 42 – The Pursuit of Accidents(1982)

高校生の頃にFMでエアチェックして毎日聴いていた作品。英国人の黒人音楽好きは有名らしい。Level 42は、Brit Funk (英国製ファンク)と呼ばれていたのだけど、チョッパーベースを弾いてファルセット(裏声)で歌う点では確かにそうなん...
CDレビュー

Be Bop Deluxe – Modern Music(1976)

何だか朝から懐かしいCDを聴いて、ちょっと書きたくなったので、レビューしてみる。Be Bop Deluxe の第4作 Modern Music だ。本作がリリースされた1976年は、英国では Queen が既に絶頂期を迎えていて、Mr.Bi...
CDレビュー

Scott Kinsey – Kinesthetics(2006)

Joe Zawinul の最後の弟子、Tribal Tech の影の番長、ボコーダーを操る謎の怪人 Scott Kinsey の初ソロ作。レーベルは Abstract Logix だ。誤解を恐れずに極限まで単純化して言うと、彼は二代目を襲名...
CDレビュー

Santana – Abraxas(1970)

ちょっと温故知新したくなって、古いアルバムを聴いている。Santana のスタジオ2作目 Abraxas だ。もう少し後の Caravanserai や、Welcome 等を聴いていて、そういえば Carlos は元々 Jazz 好きだった...