WunderLINQ故障と有償交換
WunderLINQを昨年7月に購入し、便利に利用してきたのだが、先日突然一切応答しなくなった。
通電するとLEDが、通常はBluetoothが接続されるまで点滅動作をするのだが、青く(恐らくは青と緑の両方のLEDが同時に)点灯するだけ。
スマホ(Android)のBluetoothデバイス画面にはペアリング済みのWunderLINQエントリーがあるので、そこを選択してみるのだが接続せず。
一度ペアリング解除(Bluetoothデバイス一覧から削除)し、Bluetoothのデバイススキャンを実行してみると、WunderLINQが現れない(発見できない)。
以上の症状を伝えて、代理店の Touratech Japan さんに相談したところ、以前にUSBポートから浸水したWunderLINQが同様の症状になったことがあるので、恐らく故障しているでしょうとのこと。
本国のサイト(Blackbox Embeded)にも Touratech Japanさんのサイトにも保証条件が明記されていないのだが、聞いてみたところ無償保証は購入後半年間、その後は有償交換対応(現時点では消費税込みで¥24,700)が可能とのことだった。
という経緯で昨日、相模原市の Touratech Japan さんの店舗にお邪魔して、交換費用をお支払して新品のWunderLINQと交換してもらってきた。
【教訓】WunderLINQのUSBポートはスマホ等の給電用になかなか便利なのだが、ここから浸水して故障するリスクがあるので、ゴム蓋をしめたままにして、ポートを使わない方が安全みたいだ。
キーカスタマイズ
さて、WunderLINQ本体を新品に入れ替えたので、例によってH/W設定(送出キーコードのカスタマイズ)を行なわないと不便なんだが、これが相変わらずのポンコツな動きなので1年ぶりに苦労した。
備忘録を兼ねて少し詳しく書いておく。
やりたいのは、キー長押しの感度をデフォルトの17から7に短縮することと、TSC(Turn Signal Cancel)の長押しに Alt+TAB のキーコードを割り当てること。
ホイールのUp/Down/Right/Left及び長押しは出荷時設定のままで良し。
まず WunderLINQ app のH/W設定を開いて、カスタマイズモードに切り替える・・・のだが、ボタンを押下して、「一度WunderLINQをクレードルから外してフルリセットすべし」とのダイアログをOKし、WunderLINQを外してしばらく待って取り付けてからアプリのH/W設定を開いても、デフォルトモードのまま変化していない。
これをムキになって10回くらい繰り返しているうちに、昨年の記憶が蘇ってきた。
何か知らんけど、焦らずに時間をかけてやらないといかんのよ。
①H/W設定でカスタマイズモードに切り替えるボタンを押下しダイアログをOKする
②バイクのメインキーをOffにして、WunderLINQをクレードルから外す。
③スマホのWunderLINQアプリを終了する。いっそおまじないのつもりでスマホを再起動しちゃおう。
④ご近所を散歩したりバイクを洗車したりして10分くらい時間をつぶすと良いね。
⑤さあてやってみようか。クレードルにWunderLINQをセットし、バイクのメインキーをOnにして、スマホのWunderLINQアプリを起動し、H/W設定を開いてみよう。
これでカスタマイズモードに切り替わっていればめでたし。そうじゃなければ、もう一度、今度は④のところで30分とか一昼夜とか時間をかけてやってみると良いようだ。
カスタマイズモードに切り替わったら、ようやくキーコードを設定できるのだが、これについても設定したつもりで保存ボタンを押しても反映されていないことが多い。
この場合も、前述と同様にWunderLINQをクレードルから外して時間をおいてつなげてみるといつのまにか前回の操作が反映されていることがある。
あと今回は、カスタマイズモードに切り替わった段階で、何故かキー設定が全部デタラメ(概ね未設定状態なおかつShiftやAlt等のキーモディファイヤがデタラメにセットされている)になってしまっていたので、泣きながら全てのキーを設定しなおした。
まあ一度苦労すれば、当面はさわらないところなので、焦らずに気長にやってみてくだされ。
Taskerマクロのまとめ
このBLOGに、WunderLINQで Navitimeツーリングサポーター、Google Maps、PowerAMP 等を操作するための手順を書いてきた。
これを読んで同様にできる方は参考になさってくだされ。
ちょっと難しさを感じる人のために、TaskerNet(Tasker開発元がレシピ共有のために運用しているサイト)にプロジェクトを公開してみたので、ご自由にImportしてみてくだされ。
やり方を下記に記す。
①Taskerを起動する。(インストール及び権限設定については割愛する)
②右上のメニュー(縦に黒点が3つ)を開き、TaskerNetを開く。
③検索窓のところにデフォルトでBasicというタグが設定されているのでこれを消す。
④検索窓にWL-と打ち込んで検索する。またはCar及びAutoInputタグを指定して一覧から探す。
⑤WL-TS(Navitimeツーリングサポーターの制御)、WL-GM(Google Mapsの制御)、WL-PA(PowerAMPの制御)の3つのプロジェクトをアップしてあるので、お好きなものをIMPORTする。
⑥Taskerメイン画面のホーム(おうち)アイコンの右側にプロジェクト名が現れるので、そこをタッチし、中にある4つくらいのプロファイルの右にあるスライドボタンを右に倒す(有効にする)。
あるいはTaskerがインストールされているスマホから、直接下記リンクを開いて Import しても良し。
WL-TS (Navitme ツーリングサポーターの制御)
WL-GM(Google Maps の制御)
WL-PA(PowerAMP の制御)
一応簡単に概念を書いておくと、Taskerのプロジェクトというのは、複数のプロファイル・タスク・変数・画面等をセットにしたもの。僕の作ったプロジェクトには変数や画面は無いので、プロファイルとタスクのみだ。
で、タスクというのが実際のアクション。地図をズームするとか、音楽を再生スタートするとか。そういうアプリの操作を行うもの。
プロファイルというのは、タスクを起動する条件設定だ。この場合は、WunderLINQのホイールがどっちに押されたら、みたいなことを定義してある。
TaskerNetの各プロジェクトの説明文にも書いたつもりなのだが、これら全てに AutoInput プラグインが必須、加えて WL-GM については更に TouchTask プラグインも必要なので、各自購入及びインストールしてくだされ。
(2023-07-07 追記: WL-PAの動作が今ひとつ不安定だったので、AutoInput を用いてGUIボタンを押下する方式をやめ、Intent を送信する方式にしてみたよ。なので、WL-PAだけは AutoInput が不要です。)
As-Isで共有するので、自由に使用・改変してくだされ。サポートは出来かねるけれど、知りたいことやご要望等あれば、あまり期待せずにコメント投稿してみてくだされ。
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