Blockbox Embedded の WunderLINQ を日本国内代理店のツアラテックさんで購入し、快適に利用しているのだが、スマホの固定方法に不安があった。
(そもそもWunderLINQって何?という方は当BLOGの解説記事を参照されたし)
WunderLINQ本体にはAMPS仕様のネジ穴が4箇所空いており、例えばRAMマウントのAMPS仕様ベース(下画像)を取り付ければ、そこにお好きなアームやホルダー類をがっちり堅牢に取り付けることができる。
でもね、WunderLINQ本体とMotorradナビホルダーの固定方法が少し不安で、プラスチック樹脂のツメ2つで噛んで留めているだけなのだよ。
通常の取付方法は、MotorradナビホルダーにWunderLINQを水平にはめ込み、このツメ2つを噛み込ませた上で、WunderLINQ本体に取り付けたRAMマウント等の上にスマホホルダーをセットすることになる。すると、最低でも親子亀3段(下からナビホルダー、WunderLINQとRAMマウントベース、スマホホルダー)、もしRAMマウントベースとスマホホルダーの間にアームを入れるなら親子亀4段くらいの積み重ね状態になるので、そこそこ重いスマホが前後左右に揺れた場合の応力(回転モーメント)がWunderLINQ本体とナビホルダー間のツメ2つにかかってくることになる。
そこで、WunderLINQ自体のバイクへの固定と、スマホのバイクへの固定をそれぞれ別々の堅牢な方法に変えることにした。
1)WunderLINQの固定
詳細は省く(記録写真を残していないので^^;)が、Motorradナビホルダーは簡単に分解することができて、ハンドルマウントに固定する大仰な「ホルダー」の部分と、ナビとの「接続コネクタ部」の2つに分離することができる。
この「ホルダー」部を取り去って、「接続コネクタ部」のみをバイクに固定する。
RS等のカウル付きモデルなら、カウルの中に両面テープ固定でも良いだろう。
R1200Rの場合は適当な固定場所が無かったので、DAYTONAのハンドルポスト用クランプバー(パイプ長 155mm、パイプ径22.2mm)を取り付けてみた。こういうヤツね。
Motorradナビホルダーの「接続コネクタ部」の4つのネジ穴を利用して、クランプバーの直径に合う適当な樹脂製クランプを使って固定する。僕の場合はたまたま、購入して使っていなかった中華製ナビホルダーのセットの中にちょうど良いクランプ部品があったので流用したが、まあ探せば色々あると思うぞ。
(と書いたものの、探してみたら意外と無いな。僕が購入したナビホルダーは、Ali Express に出店している Running Panther Motorcycle Parts Store というところが販売しているヤツ。商品管理番号が1005001414151204 みたいなので、Ali Express の検索窓にこの番号を入れると出てくるはず。USB充電のみ or USB+無線充電、取り付けパイプ径が12 or 16 or 22の組み合わせで6通りの商品があるのでご注意を。USBのみの径22の商品が\2,000強なので、クランプだけのために買っても良いかも。)
Motorradナビホルダーの「接続コネクタ部」を固定できたら、この接続コネクタ部にWunderLINQをツメ固定しておしまい。
WunderLINQの向き(角度)を工夫して、メーターの邪魔にならないようにすると良し。
155mmのバーでも、中央付近には固定用のリブが生えていてWunderLINQと干渉してしまうので、固定に使えるのは両端の部分のみ。僕は右側に取り付けたが、リブから右端までの長さが結構ギリギリで、角度の自由度が少なかった。155mmよりももう少し長いクランプバーを使ったほうが良いかも。
2)スマホの固定
ハンドルポストにクランプバーが付いたので、そこにスマホを固定する。
RAMマウントでも何でも自由に選んでくだされ。
僕の場合は、Kaedearのバーマウントボールジョイント KDR-R3 をクランプバーに取り付けて、そこから Kaedear の中間マウント KDR-R1-3-60mm を介して、RAMマウントのファブレット用クレイドルホルダー RAM-HOL-PD4U を取り付けた。(ファブレット用ホルダーに菱形ジョイント RAM-B-238Uを取り付けて中間マウントで挟む)
RAMマウントの純正マウントではなくKaedear製を用いたのは、樹脂ではなくアルミ製なので堅牢なことに加えて固定ネジが防犯タイプになっているのが気に入っているため。
RAMマウントのファブレット用ホルダーは、大きめのスマホ(僕の場合は OPPO Reno5A)をとても簡単にかつ堅牢に固定できるのでとても気に入っている。
それとね、中間マウントをクランプバーに並行に(つまり水平方向に)沿わせて、ファブレット用ホルダーを極力クランプバーに近づけて固定している。そうすることで、全体の高さが低くなって揺れに強くなるし、ある程度の揺れを中間マウントが吸収してくれるのでいわゆるスマホの振動対策にもなっている。
まあこのあたりは趣味の世界なので、お好きなものをお好きなように取り付けてくだされ。
ハンドルまわりがとてもすっきり整理され、スマホもWunderLINQも堅牢にがっちり固定できたよ。
こんな感じ。
やや低い位置から撮影しているのでホルダーがメーターに被っているが、実際の顔の位置からはメーターへの干渉は無く視認性良好だ。
そしてホルダー左側にマグネット付き充電ケーブルを(WunderLINQのUSB出力に繋げて)出してあるので、スマホをホルダーにセットして充電開始するまでの操作が2-3秒程度。これもオススメ。
以上ご参考までに。
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