電熱シートパッドの取り付け

シートパッドを取り付けた状態

寒くなるとツーリングに行く機会もぐっと減るので、その分バイクいじりをしたくなる。
僕のバイク(BMW Motorrad R1200R)には標準でグリップヒーターは付いているものの、シートヒーターは付いていない。R1200RT等の上級車種には付いているのだけどね。
そこでさくっと市販品のシートヒーターを取り付けてみた。

庶民の味方コミネのヒーティングシートパッド EK-305 という商品。定価で¥5,480(税別)と比較的お財布に優しい価格。
電源は12V、定格電流は最大0.8A(温度設定High時)とのこと。

KOMINE ヒーティングシートパッド EK-305

シートパッド本体に付属して電源ハーネスも付いてくるのだが、バッテリーに取り付ける側の端子を切り落とし、別途購入したヘラープラグ(デイトナ 96233、Amazon で¥717。ヘラー(Hella)は欧州で標準的に使用されている一種のシガーソケット)を取り付けた。
ヘラープラグの取り付けは、線の被覆を8mm程度剥いて、プラグ側の金具(+側及びー側の2箇所)の穴に突っ込み、ネジを締めるだけ。ハンダ付け不要なので誰でもできるよ。
ハーネスにはフューズも何種類か付属してくるが、3Aのものが最初からセットされており、EK-305単独使用であればそのままで良し。電熱ウェア等と併用する場合は説明書に従って大容量のフューズに交換すべし。
但しヘラーから取り出せる最大電流は5Aらしいのでご留意を。
5Aを超える負荷を接続しても、ECUが賢く判断してヘラーの電源出力を停止するだけだから何も壊れたり燃えたりはしないけど、真冬の出先で突然電熱ウェアが使えなくなると辛いからね。

ヘラープラグに改造したハーネス

説明が前後するが、そもそもなぜヘラープラグを取り付けるのかというと、バッテリー直結ではシートヒーターのスイッチ切り忘れによるバッテリー上がりが心配だから。
ACC連動リレーを入れる手もあるのだが、バイクの振動でリレー接点がチャタリングを起こし、焼損や接触不良を起こしてしまうトラブルが多いと聞く。
一方、BMW Motorrad のバイクの多くにはヘラーソケットが標準搭載されており、メインキーOffに連動して電源供給が停まるのだ。Motorrad 製の電熱ウェア等もこのヘラーソケットから電源を取る仕様となっている。なのでこれを使うのが手っ取り早い。
下の写真の左方にあるケーブルが生えた丸いものがヘラープラグ、それが刺さっているところがヘラーソケット。普段は防水のために蓋をかぶっている。

ハーネスの取り回し

元のハーネスにはヒューズが取り付けられているのだが、セオリー通りにバッテリーに近い端についている。だからバッテリーに取り付ける端子を切り落としてヘラープラグを付けると、プラグのすぐそばにヒューズケースがぶらぶら来てしまう。本当はシート下に持ってきたいのだけど、まあとりあえずタイラップで固定してみた。ゴム製のケースに入っているので、とりあえず防水面では大丈夫だろう。

シートパッドを巻きつける

ヒーティングシートパッド本体は、単にシートに載せて下側でベルクロ固定するタイプ。
僕のR1200Rには販売当時の日本標準仕様だったローシートが付いているのだが、形状的にかなり凹型なのでどうしてもシートパッドの真ん中が少し浮き気味になる。まあそのうち馴染んでくるでしょ。

以上で取り付けは完了。
ハーネスの改造を含めて30分もかからない。
バイクのメインキーを入れると、シートパッドのスイッチ上のLEDが一瞬点灯し、すぐ消えるのがかっこよろし。
シートパッドのスイッチを長押しすると電熱On/Offとなる。短押しで高中低の3段階切り替え。
フルフェイスヘルメットをかぶってシートに乗った状態ではスイッチのLEDを視認することができないので、乗る前にエンジンスタート、電熱On、温度低切り替えまで済ませておくとよろし。このあたりの使い勝手は、シートヒーター標準搭載の上級機種に大きく劣るところだけど、まあ仕方ない。長押しによるOn/Offは、手探りでも何とかできるけどね。
さて、メインキーOff後じーっと待つと、約1分でまずACCに連動させているドラレコが停止し、その後更に1分くらいでシートパッドのLEDが消灯した。
ヘラーの電圧はメインキーOff後なだらかなカーブでゆっくり下降するので、デジタル機器は早めに落ち、シートパッドのようなアナログっぽい機器は比較的低電圧まで頑張るということだろう。ちゃんと電熱Offになるかどうか不安な人はスイッチ長押しでOffにすれば良し。

さて、取り付け後何度か冬のツーリングに使用してみた。
結論としてはとっても快適。
グリップヒーターが手のひら側だけを温めるのと同じで、お尻を温めても風があたる腿や脛の前側は寒いまま・・・なんだけど、体幹に近いところ(肛門周辺)を温めて血流を促進してくれるので中の方からポカポカ温まる感じがよろし。
今のところ温度設定は常に低で使用している。高にしたら熱くて辛いほど。
なかなか良い買い物でした。

(2022-02-07 追記)
ヒーティングシートパッドを取りけた状態でシート(パッドを巻いたライダーシートの方ね)を取り外し・取り付けすると、どうも締まり具合がよろしくない。
原因は、パッド固定用のベルクロベルトがシートを受けるバイク本体側の機構と微妙に干渉するためだろう。
そこで、ベルクロベルトをこの機構から遠くに逃すために、斜め十文字(いわゆるX型)に巻いて見た。

上の画像ではライダーシートを(バイク上に)横向きに置いており、画像の左がライダーシートの前方(タンク側)、画像の右がライダーシートの後方(タンデムシート側)になる。
通常はベルクロベルトを並行に(上記画像では縦方向に)巻きつけるわけだが、そうするとライダーシート前方の2つの突起(突起の先端が凹状の受けになっていてシート受けに嵌合する)や、シート後方の2つの突起(突起の先端の丸い出っ張りがボディー側の受けに嵌合する)の上を通って干渉するのがわかるだろうか。
国産の旧車みたいな前後に長く平らなシートであれば問題無いのだろうが、最近の2分割タイプのシートでは同様の問題が起きそう。
で、斜め十文字掛けの効果は目論見通りバッチリだった。
シートを取り付ける際に、シートパッド無しの状態と同様にかちっと気持ちよく嵌る。
並行掛けしていたときには、ぶよんぶよんと抵抗するシートを(実際には挟まったベルクロベルトの抵抗)無理やり押し付けて嵌めている感じだったのだ。
それと、ベルクロベルトの長さは何もせずにギリギリOKだったが、ベルトの先端1-2cmで着いている感じなので、心配な人は100均ベルクロ等で適当に延長すればよろし。
ということで、一銭も使わずに状況を改善できて嬉しいな。

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