WunderLINQでPowerAmpを操作する

最初に

バイクにWunderLINQを導入した後、Taskerを用いてNavitimeツーリングサポーターやGoogle Mapsの基本操作をホイールで行えるようにしてきた。(別記事 WunderLINQでツーリングサポーターを操作する 及び WunderLINQでGoogle Mapsを操作する を参照ください)
バイク乗車中に他によく使うアプリと言ったら音楽再生アプリがある。
僕の場合はPowerAmpだ。
実を言うと僕の場合は、PowerAmpの設定でアルバムの最後の曲まで再生したらランダムに別のアルバムが選ばれ1曲目から再生が始まるようにしてあるので、大抵の場合は音楽停止・再生開始・曲送りくらいしか操作することが無い。
そして、インカムのSena 50sがなかなか優秀なので、ジョグダイヤル操作(長押しで再生開始・停止、押しながら回転で曲送り・曲戻し)あるいはボイスコマンド(「ねーセナ」に続けて「音楽再生」「音楽停止」「次」)で操作できてしまう。
それでも稀にではあるが、ランダムに選ばれたアルバムがその時のシチュエーション的に気にいらないとか、ふと特定のアルバムを聴きたくなるときがあって、できればスマホ画面に触らずに「次のランダムなアルバム」であるとかライブラリから特定のアーチスト/アルバムを任意に選択とかしたい場合がある。
それをホイール操作でやっちまおうというのが今回の内容。

レシピ

使用するアプリ

以下のアプリの導入が必要。
導入方法についてはここでは書かないので、調べて対応くだされ。

  • Tasker
  • Autoinput
構想

各ホイール操作に以下のように動作を割り当てることにする。

ホイール操作PowerAmpの動作
下回転次の曲
上回転前の曲
右に倒す次のカテゴリー
左に倒すLibraryのAlbum Artistsへ
Taskerのアクション

まずTasker上で前表の動作に対応するアクションを4つ定義する。
PowerAmpのプレーヤー画面上で、「次の曲」は右向き二重矢印ボタンのタッチ、「前の曲」は左向き二重矢印ボタンのタッチ、「次のカテゴリー」は右向き三重矢印ボタンのタッチが該当する。
Taskerの新規アクションを作成し、プラグインのAutoinputからActionを選んで、後はEasy Setup機能を使って実際にPowerAmpの操作を行い記録すれば良い。
LibraryのAlbum Artistsリストを表示するには、PowerAmpの下端に並ぶ4つのボタンの左端にあるライブラリボタンをタッチした後に、Folders、Albums、・・・等と並んで表示される「どのカテゴリーをリスト表示するか」の選択肢からAlbum Artistsをタッチすれば良い。つまりTaskerのアクションとしては2回のタッチを登録することになる。
あー、なおPowerAmpのデフォルト状態ではLibraryにAlbum Artistsが表示されなかったと思うので、普通にArtistsで選択している方は適宜Artistsに読み替えてくだされ。

Taskerのプロファイル

前述の4動作に対応する4つのプロファイルを作成する。
発動条件としては「アプリ」でPowerAmpを選択し、+で条件をもう一つ追加して「イベント」→「プラグイン」→「Autoinput」→「keys」→「Dpad Down」といった感じで。
詳しくは本BLOGのWunderLINQ使いこなしシリーズ(?)の別記事を参照くだされ。

使い方

まずスマホ画面上でPowerAmpがフォアグラウンドに表示されていることが前提。
もしそうなっていなければ、WunderLINQを使って、あるいはスマホを操作して、タスク切り替えしてくだされ。
ホイールを上下すれば曲が前/次に送られる。
ホイールを右に倒すと次のランダムなアルバムにジャンプ。(これが素晴らしく便利)
ホイールを左に倒すとアルバムアーティストが一覧表示されるので、ホイールでハイライトを上下し、右長押し(標準ではEnterがアサインされている)すればドリルダウンしてそのアーチストのアルバムが一覧表示されるので、またホイール上下と右長押しでお好きなアルバムの1曲目にハイライトを持っていって、ここで更に右長押しすると再生される。
正直なところ、このアーチスト一覧から特定の一人を選ぶ操作をホイールで行うのはかなりの苦痛だ。僕の場合はスマホ上に300くらいのアーチスト(による600くらいのアルバム)が登録されているのだが、ホイールはキーボードのカーソルキーのように押しっぱなしができないので、カチカチと100回以上回さないとABC順の下の方のアーチストに辿り着けないのだ。
なので、さすがにこの部分の操作だけは結局スマホ画面のタッチで行っている。
PowerAmp側で何らかの階層化(例えばまずAとかBとか最初の文字を選ぶと、その文字から始まるアーチストが一覧される等)を導入してくれるのが一番ありがたいのだが、さもなきゃLibraryの画面にいるときはホイールの右左でリストアイテムを20個くらい上下に飛ばしてしまうとかできれば良いのだが。
そのあたりは今後の検討課題。

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