BMW Motorrad R1200R(2016) ヘッドライトのLED化

先月(2022年9月)初旬にDoA主催のGOST North Origin (チェックポイントを回るラリー形式のイベント)に参加したのだが、チェックポイント拾いを欲張り過ぎていつも日没後に峠を超えるハメになってしまい、街灯も何もない真っ暗な夜道でしかも霧雨の中だったので、とても怖い思いをした。
というのも僕のバイク BMW Motorrad R1200R(2016、K53)のヘッドライトは今どき珍しいハロゲンバルブで、照度的にかなり暗いのだ。
欧州を長距離ツアーする際に、どこの街に行ってもハロゲンバルブなら入手できる可能性が高く、その点でHIDやLEDよりも安全(走れなくなるリスクが低い)だからだろうというMotorrad擁護派の意見を読んだことがある。
でもこのハロゲンバルブ、そもそも年に2回くらい切れるんだよね。
確かにどこでも入手できるのかもしれないけど、それよりももっと明るくて切れないライトにしてくれよ・・・ということで、重い腰を上げてLEDへの換装を決意した次第。

皆様御存知のように、Motorrad のバイクの電装関係はコンピュータが電流値を監視しているので、適当なことをするとエラーになって電流カットされる可能性がある。
本来はハロゲンに比べて同程度の照度のLEDでは遥かに電流が少ない(つまり省エネ)のだが、そのまま繋ぐと電流値異常(球切れ)でエラーになる。
そこでキャンセラーと称する部品を挿入して電流値を増やす対策が一般的。
身も蓋もない言い方をすると、抵抗等で電流を無駄に熱に変えてLEDを省エネじゃなくするわけだ。そうするとコンピューターが騙されて、ハロゲンのままと認識する。
このキャンセラーがセットになっていて、BMW R1200Rへの取り付け実績やレビューが公開されている商品を探したところ、しまりす堂さんのページにたどり着いた。
最も参考になった記事はここ
土曜日夕方にお見積り依頼したところ、わずか10分後に回答メールが来たのには驚いた。
送料込で\8,200なり。意外なほど安い。
翌日曜日に発注&振込、月曜日に商品出荷、火曜日夜には受け取っていた。凄いね。

受領したパッケージの中身は、LEDヘッドライト本体2式(下中央)、キャンセラー2式(下右)、H7アダプタ2式(中央)、説明書(上)の4点。

取り付けは非常に簡単。しかも前述の記事等で詳しく方法が説明されている。
一応、作業の流れを簡単に書く。(括弧内は工具名)

  • ウィンドスクリーンを取り外す。(T25x4箇所)
  • ヘッドライトハウジングのカバー(エスカッション)を取り外す。(T25x2箇所)
  • ヘッドライトハウジングを左右からフロントフォークに固定しているネジを外す。(T40x2箇所)
  • ヘッドライトハウジングへの電源プラグ(ハウジングの裏側上部にある)を抜き、ヘッドライトハウジングをバイクから完全に分離する。
  • ヘッドライトハウジングの裏蓋を外す。
  • ハロゲンバルブ(HiとLoの両方)を取り外し、純正H7アダプタも外してしまう。(送られてきたH7アダプタに取り替えるので)
  • 送られてきたH7アダプタを、説明書通りに加工する。プライヤでちょっと曲げる程度の簡単な加工だ。
  • LED本体からホルダーを外し、加工したH7アダプタと一緒にヘッドライトハウジングに取り付ける。H7アダプタの左右の羽根をハウジング側のネジ(T25)で締め付けて固定するのだが、LEDはハロゲンバルブよりもかなり重くなるので、しっかり締めて固定しよう。
  • LED本体を、H7アダプタに付けたホルダーに通して回し、固定する。下の写真は、とりあえずLo側だけ取り付けたところ。赤い円筒状のものはLEDのお尻に付けられた冷却ファン。
  • ヘッドライトハウジング内で元々ハロゲンバルブに繋がっていた電源コネクタをキャンセラーに接続し、キャンセラーのもう一方のコネクタをLEDに接続する。LoとHiの両系統行う。
  • キャンセラーをヘッドライトハウジング内の適当な箇所に両面テープで固定する。この写真では良くわからないかも^^;
    左右側面の奥の方にスペースがあるので配線をいなしつつキャンセラーを押し込んで固定する。
    キャンセラーの一番広い面(表裏)の一方には放熱用のスリットが刻まれていて、もう一方にはスリットが無いので、一応はスリットが無い方に両面テープを貼って固定しよう。
  • この状態で一度バイクに仮止めして電源コネクタを接続し、エンジンを回して、ヘッドライトが点灯するかどうか確認する。
    LEDには極性があるのだが、コネクターはどちら向きにも刺さってしまうので、確率50%で逆接続になるのだよ。逆接続しても壊れたりはしないのだが当然点灯はしない。
    なので、この段階でHi及びLoを点灯させてみて、点灯しない場合はコネクタを逆向きに差し替えてみればOKだ。
    因みに僕の場合は当然のように一発目はハズしてがっかり気分を味わったぞ。しかもHi/Loどちらも逆になっていた。
  • さて無事に点灯したら、しばし真っ白く美しいLEDの輝きに見惚れてくだされ。この後、メインの作業(!)が残っているぞ。
  • メインの作業とは裏蓋削りだ。
    LEDのお尻にある赤い冷却ファンがヘッドライトハウジングの裏蓋に当って干渉して閉まらないので、裏蓋を削る必要があるのだ。
    商品に付いてくる説明書でも削る場所が図示されているのだが、ちょっとずれている気がするな。
    参考までに僕が削った場所を写真で示しておく。
    赤い丸で囲ったあたりのリブをニッパーで摘んでむしり取った。かなり平らになるまでしっかり取らないとLEDのお尻に当たるので、根気よく頑張っていただきたい。
    この裏蓋そのものは割りとしなやかで丈夫なので、かなり力を入れてむしっても全体が割れたりはしない。思い切ってやっていただきたい。
  • 削っては裏蓋を付けてみてを繰り返し、スムーズに裏蓋が閉まるようになったら完成。
    僕の場合、作業時間全体で1時間ちょうど、そのうち30分以上は裏蓋加工に費やされた。

さて、換装した結果だが、照度は確実に向上した。
正面から見ると眩しいくらい。
また色温度6000Kはハロゲンの暖色に比べるとかなり白い。
霧や小雨の中での視認性は後日確認したいところだ。
換装前後の比較写真を作ってみたのだが、スマホ撮影なので照度の違いはうまく伝わらないかも。
左が換装後のLED、右が換装前のハロゲン。
色味がかなり違うのはわかると思う。

これで夜道をしばらく走ってみようかと思う。
ポジションランプだけ暖色のままなのが少し心残りなので、こいつもいずれ換装するかも。

(2022-10-09追記)
ヘッドライトをLEDに換装してすぐの週末にツーリングしてきたので試走レポートを追記。
日中の林道を霧雨の中走る機会があったが、特に反射して見づらい等の問題は無かった。但し濃い霧の中を走ったわけではないので、そういうシチュエーションのときの評価は後日。
日の出前及び日没後に高速道路を走行したが、いやあ前方が見やすいのなんの。
LEDフォグランプと併用して走ったのだが、これまではハロゲンの光がLEDフォグランプの光よりも弱々しくて、どっちが補助灯なんだかわからん^^;状態だったのだ。今回ようやくヘッドライトが主人公の立場を取り戻した感あり。
それからハイビームの効きがかなり劇的に向上した。
ハロゲンのときは、ハイビームにしてもほとんどロービームと変わりない照らし方で、存在意義が疑われる感じだったのだけれど、LEDにしたところしっかり前方遠く(30mくらい)の標識やライン等を照らしてくれるので走りやすくなったよ。
かなり明るいため、光軸調整をしっかりやっておかないと前車に迷惑をかけるので、そこは要注意だ。
(2022-10-09追記終わり)

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