Fredrik Thordendal’s Special Defects – Sol Niger Within Version 3.33(1999)

Meshuggah のギタリスト Fredrik Thordendal のソロプロジェクト。
本作は1997年にリリースした Sol Niger Within のバージョンアップ版(?)として1999年にリリースされたもの。なお、オリジナル版にもいくつか異なるバージョンがあったり、とてもWindows状態なので注意されたし。
それにしても、”Special Defects” とはいい名前だ。特殊効果(Special Efects)だったら某爽やかフュージョンデュオ(Special EFX だけど)があったが、特殊欠陥だね、いい得て妙というか、まあ変態的だ。
さて、本作は Fredrik がバンドのくびきを逃れて(?)何物にも拘束されず好き放題やった作品。基本的には Mats/Morgan の Morgan Agren(ds) と Fredrik(g) による超高速ポリリズム Djent リフが柱になっていて、その上にもう好き勝手に他の楽器や金切り声や語りやオルガンが、常人の発想を斜め上に飛び越えたセンスでトッピングされている。
一応は、28の曲というかパートに便宜上分かれているが、CD上では全部つながって一つの曲として演奏される。そういう構成なので、各パートをとりあげてコメントしても意味が無さそうではあるが、まあやってみるか。

Tr.1-8
ゴリゴリの Djent である。というよりFredrik好きの他のミュージシャン達が模倣して Djent というジャンルを形成したわけなので、これが本家本元・オリジナル・御本尊の音だ。ありがたく手を合わせて聴こう。

Tr.10 Zeta 1 – reticuli
浮遊感のある美しいレガートフレーズ。Fredrik は熱烈な Alan Holdsworth ファンであることを公言しており、一部では鬱病の Holdsworth 等と呼ばれているとのこと。気持ちよくて、とても癖になる音だ。

Tr.20 Zeta 2 – reticuli
これも美しいね。ss の jazzy なソロの背景で轟音が鳴り続ける。

Tr.26 Tathagata
曲名は如来、仏陀のこと。 アルバムタイトルの Sol Niger (黒い太陽)といい、進化や宇宙に関する題名が並ぶ各曲といい、何かストーリーがありそうなのだが不明。オリジナル版ではこの曲が最後のパート。

Tr.28 Ooo Baby Baby
可愛い曲名と凄まじい曲調が全然結びつかない凄い曲。
超高速リフ+ドラミングの上で、ピロピロ超高速gソロが展開される。このリフ乱打をずっと聴いていると、ある種の酩酊感というか、パンチドランカーみたいな感じ?になってきて、超気持ちいい。
Fredrik と Morgan の2名だけで延々と変態リフを演奏し続ける有名な動画があるが、まあそういう感じだ。上手いとか恰好いいとかそういう俗世間の評価のはるか彼方に行ってしまっていて、もう何だか神々しい。

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