Delain – Apocalypse & Chill(2020)

オランダのシンフォメタルバンド Delain の、スタジオ・アルバムとしては6作目になるのかな、最新作だ。
発売と同時に入手していたのだが、少し戸惑いながら聴きどころを探していて、レビューが遅くなってしまった。
まず、残念なことに、セカンドギタリストの Merel Bechtold (ちっちゃい女の子)が脱退してしまった。まあ幸いというか、Delain の音楽面は Martijn Westerholt(kbd) と Charlotte Wessels(vo) の2人に依るところが大なので、アルバムを聴く限り特に影響は感じない。ライブでは少し寂しくなると思うけどね。でっかい Charlotte が唄う横で、ちっちゃい Merel が弾くのが楽しかったのに・・・。Merel の今後の活動には期待したいところだ。
Delain の他のメンバーも書いておくと、技巧派 Timo Somers(g) 、本物の男爵 Otto Schimmelpenninck van der Oije(b) 、初参加 Joey de Boer(ds) の3名に前述2名を合わせて計5名だ。Joey は、Merel と共に Purest of Pain というバンドをやっている人のようだ。2014以降、dsは毎回交代してるね。

Tr.3 Chemical Redemption
なぜTr.3から書き始めるかというと、Tr.1-2 が4つ打ちリズムのユーロポップぽい曲なので、どうもあんまり入り込めないのね。
このTr.3は、曲の始まりの感じと曲名から Your Body Is a Battleground(The Human Contradiction – 2014) を思い出す。
これもリズムはまあ単調なのだけど、良い曲だ。

Tr.4 Burning Bridges
3連の跳ねるリズム、大仰なシンフォ、やはりこの感じが良いね。
疾走感がもう少し出れば良いと思うのだが。スローなパートで、ds に工夫が欲しい。

Tr.9 Ghost House Heart
Charlotte らしい美しく切ないバラード。ライブで映えそう。

Tr.10 Masters Of Destiny
昨年、先行してリリースされた Hunter’s Moon(EP) の冒頭を飾ったシングルヒット曲。この曲の収録時には Merel が在籍していたので、クレジットされている。
Charlotte の歌唱力を最大限にアピールする曲だ。シンフォ界には凄い女性ボーカルが多数いるが、音域・声量・ピッチパーフェクトに加えて、声質のバリエーションが広く、彼女は本当に才人だと思う。

Tr.13 Combustion
ボーナストラックを除けばこれが最後の曲だが、敢えてインストナンバーを持ってくる発想がとても面白い。
ゆったり叙情的な導入部、Timo の泣きのギターをたっぷり聴かせてから、ヘビーなリフと怒涛のドラミングが始まる。曲名は、エンジン内部等で生じている「爆発的な燃焼」の意味だが、それっぽい曲調だ。Martijn と Charlotte に頼らない楽曲がもっとあっても良いと思うよ。

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