Narada Michael Walden – Garden of Love Light(1977)

凄腕スーパードラマー、転じてブラコンのプロデューサー業で有名になったナーラダ先生のソロ作品である。
僕にとって先生との出会いは、恐らく大多数の方々と同様 Jeff Beck の Wired(1976) だ。針を落としていきなり飛び出す変なハイハット音と、全く意味不明のタイミングで鳴るBDとSDの超高速コンビネーション(Led Boots)に度肝を抜かれた。後に Jazz 界に彗星のように現れた Dave Weckl が、「普通はハイハットで叩くこのノートをタムに替えてね、スネアのこれを代わりにバスドラで叩いて、こうやって全部とっかえちゃうとちょっとかっこいいでしょ」と理詰めで物凄いことを始めるのだが、この人の謎でもの凄い dr プレイも果たして理詰めで説明できるのであろうか。
さて、その Wired の翌年に制作された本作にはゲストで Jeff Beck が1曲、Carlos Santana が1曲参加している。僕はこの2曲が目当てで購入した口だが、その他の曲で弾いている Raymong Gomez(g) もなかなかどうして凄く良い。b は Will Lee、kbd は David Sancious が参加している。

Tr.1 White Night
ファンキーなシンセベースが唸る、ビューティフル、ソウルフルな素敵な曲。Raymond Gomez(g) が玄人っぽい g を聴かせる。後半の g とストリングスの掛け合いが、映画音楽風でスリリング。

Tr.2 Garden of Love Light
アルバムタイトル曲。vo入りのソウルナンバーである。ブラスセクションが入り、EW&Fみたいなダンサブルな曲調になる。能天気な曲なんだが、聴けば聴くほどはまってくる。4:00あたりから Narada の ds の手数が増えておーっと思う間もなくフェードアウトして曲が終わる。

Tr.4 First Love
さあ Carlos Santana の登場。
ラテン色はほぼ無く、爽やかなテーマとブルージーなギターの曲だ。背景のストリングスとハープも美しい。Narada のソウルフル、スピリチュアルな曲想と、Carlos の天から降りてくるギターが呼応して、心が洗われる曲。

Tr.8 Saint and the Rascal
いよいよ Jeff Beck の登場だ。
Jeff は、他人のアルバムに参加すると割と手抜きをする人なのだが、この曲はガチに本気で弾いている気がする。何やらストーリーを感じる印象的なタイトルと Jeff が奏でる印象的なテーマ。聖人は Narada で、いたずらっ子は Jeff なんだろうか。
ルーズな Narada のビートと、ファンキーなシンセベースをバックに、タメを利かせた Jeff のソロ。
3:20頃、テーマの繰り返し後に転調してから、Jeff が弾きまくり、Narada が叩きまくる涅槃の世界に入る。これ凄いよ。Wired に通じるビューティフルでファンキーなインタープレイ。ギター好きの人は必聴。

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