The Winery Dogs – Dog Treats – Deluxe Special Edition(2014)

たまにはフュージョン色の無いロックも取り上げてみよう。
The Winery Dogs は、Mike Portnoy(ds)、Billy Sheehan(b)、Richie Kotzen(g) のロックトリオ。スーパーバンドと呼ばれるのを本人達が嫌っているようで、有名どころを集めてパパっと売って儲けてすぐ解散・・・みたいなことにはしたくないらしい。その気概や良し。
サウンド的には Old School な Big Rock という奴で、あくまでも例え話的に言えば Led Zeppelin や Grand Funk Railroad あたりのハードロックを現代的に再構成した音。本作よりちょっと前にリリースされた Black Country Communion とも出音が似ている。まああっちは、元 Deep Purple の御大やら、Bonham の息子やらという超強力なアイコンが在籍しているけどね。
今回取り上げた本作は、2013の第一作と2014の来日ライブをカップリングしたスペシャル版。本作の売りは、Richie Kotzen の vo でしょう。まあ3人とも上手に歌えるので、コーラスパートなんか美しいんだけど、やはり Richie の声は一頭抜けている。もちろん3人ともテクニカルな人なので、b と g の超高速ユニゾンとか、キッズ向けの売りポイントもいっぱいあるが、大人は是非、Richie の声中心に一度聞いてみてくだされ。前述の Black Country Communion の Glenn Hughes 御大と聞き比べると、結構いい勝負しているので楽しいよ。

Tr.1 Elevate
つい b と g の超高速ユニゾンに気を取られる(^^;)が、一に作曲、二にボーカルが素晴らしい。でも、3:00過ぎたあたりの3人のインタープレイに、やっぱり気を取られる。

Tr.6 You Saved Me
ちょっと U2 風味も感じる佳曲。

Tr.7 Not Hopeless
この手のロックには珍しい7拍子は Mikey ならではか。
Richie の声の張りが良い。voの合間には超高速ユニゾンもあるし、Richie のソロもある。これはライブで受けそうだ。

Tr.12 The Dying
ブルージーな王道ロック。でも、裏声でハモる切ないパートを聞いて、Pain of Salvation の In the Passing Light of Day(2017) なんかを思い出した。音作りは現代的で、コンプで音圧いっぱい。もうちょっとスカスカな方が昔っぽくて聞きやすいけどね。
この曲での Richie の g ソロは聞きどころ。ドラマチックに盛り上げる流麗な高速タッピング。天はときどき二物を与えたりする。

Tr.13 Regret
アルバムの最後にこのような曲を持ってきたあたり、彼らの本気を感じる。Southern 感溢れる(湘南のバンドじゃないよ)ゆったりでかいロック。キッズ向けのけれん味プレイは一切無し、ハモンドやピアノの起用が良い味を出している。

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