Queen – Sheer Heart Attack(1974)

ウチのライブラリには、Q で始まる Artist があまりいないので、Jazz 成分もプログレ成分も薄いが Queen を取り上げる。Artist 別インデクスを作ったので、早く全部埋めたいんだよね。
実は1979年の彼らの来日が、僕の生まれて初めてのロックコンサート体験だった。当時、高校で自転車競技等というマイナーなスポーツをやっていた僕達にとって、ちょうどヒットしていた Bicycle Race (Jazz – 1978)は何とも嬉しい応援歌だったのだ。
一般に Queen と言えばまず Freddie Mercury だろうが、ギター少年だった僕にとっては、Queen は Brian May なのだ。彼のギターサウンドの特徴や楽器の秘密は、いまや Wikipedia 等に事細かに書かれている。いい時代じゃないか。僕もあのサウンドを真似たくて、コインで弾いてみたことがあるけれど、硬すぎて全然弾けないのね。あとエコーマシンを2セット繋げて、一人3重奏をする芸(Sound on Sound)もみんな憧れて学校祭等で真似するのだけど、お金が無いからエコーマシンは1台だけ。すると、普通に弾けば2重奏にしかならないから、フィードバックのつまみを上げて出力を入力に戻すわけだが、そうするとエコーが3回で終わらずに、次第に小さくなりながらも何度も繰り返してしまう。これはすげえカッコ悪かった。Jimmy Page ごっこなら、テープエコー1台でできたのに。

Tr.1 Brighton Rock
この曲の始まりのザワメキは、前回作 Queen II の最後の Seven Seas of Rhye の最後の「酔っ払いのコーラス」からの繋がりを意図しているらしいが、本当かな。
2:40からの Brian のソロが聴きどころ。3:20にテープエコー群(Roland の RE-201 だったかな)の効果が加わる。ライブでこれを目の当たりにしたときには本当に驚いた。ライブでできる技とは思っていなかったから。津軽じょんがらギターとか呼ばれていたね。

Tr.2 Killer Queen
ラジオで毎日流れていた大ヒット曲。ハードロック好きな男の子達の中には、「あんなのロックじゃねえ!」等とのたまう者も多かった。まあ女の子達が Music Life の切り抜きとか持ってキャアキャア言ってるので、面白くなかったのかもね。
この曲では変幻自在の Brian のギタートーンが聴きどころ。1:26からのソロはバイオリンのような色気のある音色で始まり、後半は多重録音でオーケストレーションされたギターが、ミュートした管楽器のような鼻が詰まった音色でディキシやボードビルみたいな懐かしいサウンドを作り出す。

Tr.6 Now I’m Here
これも彼らのライブでの定番曲。
g と vo だけの神秘的な歌いだしから始まり、大ロックンロール大会になる。
このロックンロールパートだけなら、これほど親しまれる名曲にはならなかっただろう。やはりこの、ミュートした g が軽く「ガッガッガッガッ」と刻むリズムをバックに Freddie が “Now I’m Here, Think I’ll Stay around around around …” と歌う神秘的な一節がキモ。Queen の楽曲には、神秘性を感じるものが多いね。

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