
またまたぼーっと生きていたらBLOG更新がすっかり滞ってしまったので、慌ててアップ。
昨年リリースされていたことに気づかず^^;、最近慌てて購入した新譜。
僕の大好きなアーチスト Peter Gabriel のライブ作品 In The Big Room(2025) を取り上げる。
昨年出たばかりの新譜とは言っても、収録されているのは2003年に行われたスタジオライブだ。
時期的には、Up(2002) がリリースされ、Growing Up ツアーと Still Growing Up ツアーが大規模に行われた頃。
その多忙なスケジュールの隙間を縫って、Peter Gabriel が所有する Real World Studio にある Big Room (本来はミキサーコンソール等が並ぶいわゆる調整室なのだが、自然の景観が良く見える素敵な大窓がぐるりと取り付けられていて、部屋のサイズもその名前の通りかなり広いので、調整室内に客を入れてライブができてしまう)で行われた少人数(ファンクラブ)向けライブが本作に収められている。
メンバーは、Growing Up ツアーと同じ以下の方々。
Peter Gabriel(vo), Tony Levin(b), David Rhodes(g), Ged Lynch(ds), Richard Evans(g, etc.), Rachel Z(kbd, vo) , Melanie Gabriel(vo)
一応ざっと説明を書いておく。
Tony Levin は King Crimson 等でも活躍してきたプログレ界を代表する名ベーシスト。Chapman Stick の演奏でも有名だが、このライブでは主に通常のベースを弾いている。でも右手の指に金属製のパイプを被せて弦を叩く彼独自の重低音が売り物。
David Rhodes は Peter との共同作業歴がすっかり長いお友達。
Ged Lynch も同様。
以上の4名(Peter, Tony, David, Ged)は全員頭をツルツルか超短毛にしているハゲ友達で、とにかく仲が良い。
Richard Evans は Peter Gabriel との仕事以外ではあまり名前を聴かないのだが、ギター以外にマンドリンやホイッスル、はたまたウィンド楽器等を持ち替えて楽曲に素敵な色彩を付けてくれる名手。
Rachel Z は主にフュージョン界で活躍しているかっこよい女性キーボーディスト。うちのライブラリで確認できる限りでは、Vertu なんかにも参加しているな。
そして Melanie Gabriel は Peter の娘さん。
Growing Up Live と、Still Growing Up のどちらもDVDで持っていて今でもときどき見ている自分としては、当時のいつものメンバーでいつもの曲を演奏している感じなんだが、スタジオライブなので音質が無茶苦茶良いというのが本作の最大の長所。
また、遠征地でのライブではなく、自分のスタジオでゆったり少人数のライブなので、演奏者がリラックスしていて親密度が高い気がする。
まあこのクラス(超一流)の人達は、どこであろうと常に完璧でしっかり緊密にまとまった演奏をするので、ライブDVDの演奏が荒いとかそういうことも無いのだけどね。
Tr.1 Burn You Up, Burn You Down
アルバム最初の曲はこれ。
アリーナのライブだとドラムの音がどどーんと鳴り響く感じになってしまうわけだが、ここはスタジオ(の調整室)なので、ドラムの音がタイトであることにまず驚く。
Tony の重低音ベースの音も、回り込まずに綺麗に収録されているのは当然。
Tr.2 Mercy Street
このしっとりとした名曲をこの音質で聴けるのは嬉しい。
多声コーラスで Tony が(ベーシストらしく)重低音パートを歌っているのが聞こえるだろうか。
Tr.11 Signal to Noise
アルバム Up がリリースされた2002年当時、歌詞の内容と曲調、そして冒頭の Nusrat Fateh Ali Khan による詠唱のイメージから、September 11 の影響を噂された名曲。(Peter は否定している)
若い頃デジタル信号処理技術者だった僕としては、「みんな信号を発してくれ、ノイズを消し去るのだ」と辛そうに歌うこの曲に何だかぐっとくるものを感じるんだよね~。
冒頭の詠唱、エフェクト感強いドラム、そして大編成ストリングス等、多くの音を同期で鳴らしているのだが、生の演奏の被せ方が上手で違和感を感じない。
Tr.14 In Your Eyes
アルバムの最後はみんな大好きなこの名曲。
Growing Up Live (DVD) では、この曲だけのためにゲストvoとしてウズベキスタンの歌姫 Sevara Nazarkhan を呼んでくれていて、それはそれは見事な歌唱を披露しているのだが、本作ではゲストは無しだ。
その分 Peter が一人でかなり頑張っているのが聴いていて楽しい。

コメント