
以前に乗っていた R1200R(K53) は、ローシートと46works製ハンドルバーの効果もあって、いわゆる殿様乗りスタイル(上体が立ってハンドルが高め)だったので、長距離ツーがとてもラクだった。
R1300RS に乗り換えてみて、セパハンとはいえ取り付け位置が少し高くなっている(欧州では取り付け位置の高低を選べるのだけど日本では高い方が標準設定になっていて低い方は選べない・・・ような気がするが調査不足)こともあり、それほど前傾がキツイわけでもない。
とはいえ、600kmくらいだーっと走ってくると上腕や背中にけっこう疲れが出てくるので、もう少し殿様乗りに近づけられないかなと考えていた。
ということで、ハンドルバーライザーを取り付けてみることに。
自分が調べた限りでも、Wunderlich、Hornig、Helibars 等がライザーを出している。
Hornig だけは20mmだが、他は15mmアップだ。
それ以上になると油圧系統を延長しないと届かなくなる等色々難しいんだろうな。
お値段も色々で、Wunderlich あたりが一番高価。
2万円ちょいしたりする。
でもこれって、アルミブロック削り出し(CNC)で割と簡単にデキるやつで、そういうのは中国企業がお得意。
Aliexpress で検索したら、5,000円くらいでいっぱい出てきたよ。
というわけで、中国製のハンドルバーライザーを取り付けてみましたという記事。
なお最初に書いておくと、ハンドルバーライザーの製品品質に全く問題は無かったのだが、R1300RS側のメンテナンス性に色々問題があって、取り付けにはものすごく苦労した。(半日潰れた)
一番苦労したのがDSAコネクター外しなので、そこを中心に備忘録として書いておく。
バーハンドルタイプのバイクにライザーを取り付ける場合は非常に簡単で、ハンドルバーを押さえているホルダーの固定ボルトを外し、ハンドルバーの下にライザーを入れてから、ホルダーを取り付け直すだけ。
ものの10分で完了する。
セパハンのR1300RSの場合も基本は同様で、左右のハンドルをフロントフォーク上部に固定しているホルダーを外しライザーを噛ませて付け直す。
但し厄介な問題が一つあり、R1300RSの右側フロントフォークトップにはDSA(電子制御サスペンション)のケーブルが繋がっている。
このDSAケーブルはフロントフォークに沿って下に降りていき、右ラジエータ脇に固定された防水コネクターに繋がっていて、その先はECUに伸びている。
その何が問題なのかというと、ハンドルバーライザーを右フロントフォークトップに被せる際に「DSAケーブルをライザーの穴の中にくぐらせる」必要があるのだ。
意味わかりますか?
弓矢の弓を連想して欲しい。
弓の木部がフロントフォークで、弦がDSAケーブルだ。
この弓の木部に輪っかを噛ませるためには、一度弦を下の方で外し、輪っかの下から上に弦を通した後に輪っかを弓の木部に固定し、弦を元に戻して張り直す必要があるよね。
まあそれと同じことをしないとならんのだよ。
BMWさん、もう少し頭の良いDSAの配線方法は無かったのかよ~!
さて、このDSAケーブルをライザーの輪の中に通すためには、前述した防水コネクターのところを外す必要があるんだが、これの外し方の情報がなかなか見つからずに苦労したのだ。

上の画像を見ていただきたい。
矢印の指すあたりに同型のコネクターが左右に2つ並んでいる。
右フロントフォークトップから来ているDSAケーブルは左右どちらのコネクターの下側に繋がっているので、ケーブルを追いかけていただきたい。
手順としては、
・防水コネクターの上側を外す。
・固定板に固定されているコネクター下側を捻って固定版から外す。
・DSAケーブルを固定しているゴムバンド類を全部外して上からケーブルを引っ張り上げる。
という流れとなる。
【防水コネクターの外し方】
実はこれがどこにも情報が無くて苦労したのだよ。
この防水コネクターの型番は 9442235 と書かれている。
どうやら Hirshmann 製らしい。
メーカーからドキュメントを探してきた。

外す(抜く)とき(上記画像の下半分)は、白いタブをカチッというまで上に引っ張り、その後横に押しつけながらコネクター上部を上に引くと抜けるとのこと。
因みに嵌め込むときには、コネクター上部をコネクター下部に押し込みながら、白いタブを上から下にカチッというまで押し込む。

実際にR1300RSの防水コネクターを外してみた画像が上。
わかりやすいように、抜けたコネクター上部側を横向きにして、白いタブを見やすくした。
このタブを「カチッと音がするまで」上に引き上げ、次に横に押し付けながらコネクター上部を上に抜く。
わかってみれば割と簡単なんだけど、これ抜き方を知らないと絶対外せないな。
【コネクター下部側の固定版からの外し方】
固定版には長方形の穴が空いていて、そこにコネクター下部側の背面の樹脂部品突起が噛んで固定されている。
下の画像を見て欲しい。

樹脂部品の背面にこのような長方形の突起が「斜めに」ついている。
これを、コネクターを斜めに傾けた状態で突起を固定版の穴にはめ込み、コネクターを45度くらい回転させるとしっかり固定されるという理屈。
これもわかってみれば取り付け・取り外しが簡単なんだが、構造を知らないと絶対無理。
なお、僕の愛車の場合は、このコネクターを回転させようとするとラジエーターガードにぶつかってしまうので、ラジエーターガードと更にはラジエーター周囲の樹脂製フレームまで取り外す必要があったのが地味に大変だった。
狭いところで作業しづらいので、結局右側カウルまで外しちまったよ。
いやあ大変でしたわ。
でもこのあたりは単なる苦労話なので詳細は割愛する。

上記が、15mmアップのライザーを取り付けおわった完成状態のR1300RSだ。
多分ハタから見ただけではハンドルバーの高さなんで誰も気が付かないと思うぞ。
これで、元々セパハンにしてはラクなポジションだったR1300RSが、益々更に御殿様的なラクラクポジションになった・・・はず。
この後しばらく乗ってみてから、感想を追記するかも~。

コメント